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6月末はドル買円売りが盛んになるという説は本当か?調べてみた

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6月末から7月初旬にかけて日本は夏のボーナスシーズンを迎えます。海外ブランド品の購入が盛んになると見込まれ、輸入企業による仕入れ決済資金調達のため、6月末はドル買(円売り)需要が高まるといわれます。

とすれば、その時期は円安ドル高のトレンドになるはず。本当にそうでしょうか。調べてみました。

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2011年から2017年まで7年間。6月と7月のドル円の東京仲値の騰落から検証します。

 

2011年6月と7月のドル円

6月9日に80.06円の円高ピークをつけ7月8日(以降赤字の日付にご注目ください)の81.31円まで円安が進行します。1.6%の円安です。注目すべきは7月8日を過ぎてからの円の急騰。ぴったり6月末日の円安ではありませんが、前後約1週間を見るとたしかに円安トレンドが確認できます。

yenusd6-7_2011

 

2012年6月と7月のドル円

6月4日に78.15円の円高ピークをつけ6月25日の80.43円まで円安が進行します。2.28円2.9%の円安です。6月末より少し早い印象です。しかし6月末の前後を見ると6月20日78.98円(円高)と7月6日79.97円(円安)の小さなピークが現れています。前年同様6月末の前後約1週間を見ると円安トレンドが確認できます。

7月末に向け円高が進行しているのも前年と同じです。

yenusd6-7_2012

 

2013年6月と7月のドル円

6月14日に94.61円の円高ピークをつけ7月8日の101.35円まで円安が進行します。6.74円7.1%の円安です。6月末の前後約1週間を見ると円安トレンドが確認できます。これで3年連続です。

しかも同様に7月末に向け円高が進行しています。

yenusd6-7_2013

 

2014年6月と7月のドル円

6月5日に102.65円の円安ピークをつけ6月30日の101.36円まで円高が進行します。1.29円1.3%の円高です。また7月末にかけては円安が進行。これまでとは真逆の展開となりました。

かろうじて6月末後の7月7日まで約1週間は円安トレンドが確認できます。半分の勝率といえるでしょうか。

yenusd6-7_2014

 

2015年6月と7月のドル円

6月8日に125.49円の円安ピークをつけ7月9日の120.79円まで円高が進行します。4.7円3.7%の円高です。また7月21日にかけては円安が進行。前年と同様の展開となりました。

しかも6月末の前後約1週間は明らかな円高トレンドです。説とは真逆の結果です。

yenusd6-7_2015

 

2016年6月と7月のドル円

6月1日に110.63円の円安ピークをつけ7月11日の100.81円まで円高が進行します。9.82円8.9%の円高です。また7月21日にかけては円安が進行。7月の日付までほぼ前年同様の展開となりました。

しかも6月末の前後約1週間も明らかな円高トレンドです。2年連続での真逆の結果です。

yenusd6-7_2016

 

2017年6月と7月のドル円

6月7日に109.53円の円高ピークをつけ7月11日の114.22円まで円安が進行します。4.69円4.3%の円安です。。6月末の前後約1週間を見ると円安トレンドが確認できます。ようやく円安パターンが復活しました。

また7月末にかけて円高が進行しているのも特徴的なパターンです。

yenusd6-7_2017

 

まとめ

6月末の前と後、それぞれ約1週間のトレンドを、円安が勝ち、円高が負けとしてカウントしてみましょう。

2011年 前/勝ち 後/勝ち
2012年 前/勝ち 後/勝ち
2013年 前/勝ち 後/勝ち
2014年 前/負け 後/勝ち
2015年 前/負け 後/負け
2016年 前/負け 後/負け
2017年 前/勝ち 後/勝ち

全14回の対戦で円安トレンドは9回勝利。勝率64%です。

ちなみに6月末前約1週間だけの対戦は7回中4回が円安トレンドで勝率57%。

6月末後約1週間だけの対戦は7回中5回が円安トレンドで勝率71%

この結果からつぎのことが言えます。

ここがポイント

「6月末はドル買(円売り)需要が高まる」説は
前後約1週間では64%の確率で再現される。
後1週間では71%の確率で再現される

 

そして2011年の検証スタートから赤字の日付について注意を促してきましたが、お気づきでしょうか。

ここがポイント

7月6日から11日にかけてトレンドの転換が起きている

こちらもぜひ新たな説の候補として注目していただきたいポイントです。

 

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