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大発会の高騰と連騰はその年の相場を活気づけるか調べてみた

 

2018年大発会の日経平均株価は終値で23506.33円でした。前年末の終値に比べ約741円(3.3%)の上昇でした。

またその後3連騰し、3日間の上昇幅は前年末の終値に比べ約1085円(4.8%)のプラス。2013年から26年間で年初の連騰は5回ありますが、2018年は上昇額上昇率ともに最高を記録しています。

株式相場で大発会が高騰あるいはその後連騰するとその年は堅調と言われることがあります。本当でしょうか。1993年から2017年まで25年間の日経平均株価を調べてみました。

 

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出典:[日経平均株価©日本経済新聞社]日経平均プロフィル 作図:トレマト

上のグラフは大発会の終値からその年の最高値まで何パーセント上昇したかを見る「最高値差分(左)」と、大発会の終値からその年の終値まで何パーセントの騰落率かを見る「年末終値差分(右)」で構成されています。

1999年と2013年は「最高値差分(左)」と「年末終値差分(右)」が同率で並んでいます。これはその年の終値が最高値だったことを示しています。

また2008年は「最高値差分(左)」がゼロで表示されていません。これは大発会の終値がその年の最高値だったことを示しています。

 

連騰した年は6割の確率で年終値がマイナス

連騰は過去5回あり、1996年と2002年は2連騰、2006年と2009年、2010年は3連騰でした。

そのうち2連騰ではすべてが年終値でマイナス、3連騰では1回マイナスとなっています。上昇率もさほど高いわけではなく、その年の最高値、終値が上昇率15%を超えたのは2009年のたった1回です。

 

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大発会単日の高騰は6割の確率でプラス、いずれも15%以上上昇

では連騰ではなく大発会単日の値ではどうでしょう。大発会の終値で前年末比2%以上上昇した日は1996年、2002年、2009年、2013年、2017年の5回です。

このうちその年の終値がプラスになったのは2009年以降の3回で、いずれも上昇率が15%を超えています。また2013年にはその年の終値が上昇率52%と25年間で最高を記録しています。

つまり

[st-midasibox title=”ここがポイント” fontawesome=”fa-bullhorn” bordercolor=”#000000″ color=”#ffffff” bgcolor=”#faebd7″ borderwidth=”3″ borderradius=”0″ titleweight=”bold”]大発会連騰より大発会単日高騰のほうが勝率が高い[/st-midasibox]

という結果となりました。

 

大発会連騰と単日高騰が重なると

大発会連騰と単日高騰が重なった年は1996年、2002年、2009年の3回です。そのうち2連騰の1996年と2002年の2回はその年の終値がマイナス。一方3連騰の2009年はその年の終値が15%以上上昇しています。

つまり

[st-midasibox title=”ここがポイント” fontawesome=”fa-bullhorn” bordercolor=”#000000″ color=”#ffffff” bgcolor=”#faebd7″ borderwidth=”3″ borderradius=”0″ titleweight=”bold”]大発会連騰と単日高騰が重なった年は3連騰しなければその年はマイナス。3連騰すれば15%以上の上昇[/st-midasibox]

という結果になりました。

さて2018年はまさにこのケース。25年間で過去1回しか同ケースはありませんが、たのしみな一致です。

 

年終値が35%以上上昇する年を見抜く方法は?

なおその年の終値が35%以上上昇したのは1999年と2005年、2013年の3回です。これらに共通点はあるのでしょうか。

1999年の大発会は前年の終値に比べ3%のマイナスでした。2005年は変化がほぼありませんでした。2013年は2.8%の上昇でした。

年初において、その年の終値が35%以上上昇するか否かを見通す方法はいまのところないようです。

 

まとめ

いずれの場合も出現回数が少ないので、明確な傾向とまでは言い切れません。しかし2018年はここ26年間で最高の年初を迎えたことは事実です。

結末はさてどうなりますことやら。

 

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